3.小住宅向け蓄熱式床暖房の開発
この様な背景から、30年程前、小住宅向き蓄熱式床暖房の開発のキッカケが生まれました。
ある新築工事の計画の中で、浴槽に給湯する配管を、部屋の床下を通過させてから浴槽までもっていって欲しいという注文を、施主から受けた事があります。依頼を受けた当初は、何を馬鹿な事をと思いましたが、駄目で元々と言う事で結局実行しました。
そして、その工事に関しては、うまく機能したかどうかは憶えていませんが、それをヒントに、それまでは、我が国になかった、小住宅向け蓄熱式床暖房システムの開発に着手しました。
当初は、20坪程度の床面積を暖める為の設備費を30万円程度でと計画。新築の建物で、試行錯誤しながら実験を重ねました。いちばんの問題は、燃焼機器に何を採用するかという事でした。灯油燃料やガス燃料の4~5種類の異なるボイラーでテストしましたが、タイミング良く、某社のヒーティング用に開発されたガスボイラーが発売され、そのボイラーを採用する事で、現在のダンシステムにおける蓄熱式床暖房の基本システムが完成しました。
そして、昭和63年にダンハウス(株)が設立され、第1号棟から現在に至るまでの全てのダンハウスの住まいに装備され、オーナーの皆様から賞賛の声をいただいています。